
2019年01月27日
(Various Artists)/A Brief History of Ambient Volume 1: 152 Minutes 33 Seconds (1993/1973-1993) *
ヴァージン・レコーズの「アンビエント」シリーズの一つとして発売された編集盤(CD2枚組、全29曲)。アンビエント・ミュージックの分野の楽曲を集めたもの。ヴァージン・レコーズとそのサブレーベルの録音のみを収録しているので包括的なコレクションではないが、1970年代から1990年代にかけてプログレ、実験的な電子音楽、クラウトロック、ポストパンク、エスニック・フュージョンその他の領域で録音された楽曲を多数収録しており、1970年代の先駆的な作品から1990年代以降のアンビエント・テクノに至るアンビエント・ミュージックのルーツとなる音源のサンプラーとして一聴の価値あり。収録アーティストはタンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)、ホークウインド(Hawkwind)、ファウスト(Faust)、ハロルド・バッド(Harold Budd)、ブライアン・イーノ(Brian Eno)、ジョン・ハッセル(Jon Hassell)、ホルガー・チューカイ(Holger Czukay)、デイヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)他


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2018年12月07日
(Various Artists)/Boogaloo A Go-Go (1992/1964-1969)
ブーガルー・ア・ゴーゴー
ブーガルー(Boogaloo)の楽曲18曲を収録した日本オリジナルのコンピレーション(Discoteca)。ブーガルーはR&B、ソウル、ロックとマンボなどのキューバ・カリブ系のラテンアメリカ音楽を融合させたラテン音楽・ダンスの一種で、ニューヨークとその周辺の若いラテン系アメリカ人によって創始され、1960年代の中頃から後半にかけて流行した。収録アーティストはレイ・バレット(Ray Barretto)、リカルド・レイ(Ricardo Ray)他。レイ・バレットの「Watusi '65」(ワトゥーシ'65)は1962年にヒットした自作曲のリメイク。1990年代以降のクラブ・ミュージックの文脈で再評価されたブーガルーの楽曲をハッピーでファンキーなダンス・ミュージックとして堪能できる。選曲は東京渋谷のワールドミュージック・ディスクショップ「EL SUR RECORDS(エル・スール・レコーズ)」の経営者で音楽評論家の原田尊志。ラテン音楽、ラテン・ソウルを好む方におすすめ

ブーガルー(Boogaloo)の楽曲18曲を収録した日本オリジナルのコンピレーション(Discoteca)。ブーガルーはR&B、ソウル、ロックとマンボなどのキューバ・カリブ系のラテンアメリカ音楽を融合させたラテン音楽・ダンスの一種で、ニューヨークとその周辺の若いラテン系アメリカ人によって創始され、1960年代の中頃から後半にかけて流行した。収録アーティストはレイ・バレット(Ray Barretto)、リカルド・レイ(Ricardo Ray)他。レイ・バレットの「Watusi '65」(ワトゥーシ'65)は1962年にヒットした自作曲のリメイク。1990年代以降のクラブ・ミュージックの文脈で再評価されたブーガルーの楽曲をハッピーでファンキーなダンス・ミュージックとして堪能できる。選曲は東京渋谷のワールドミュージック・ディスクショップ「EL SUR RECORDS(エル・スール・レコーズ)」の経営者で音楽評論家の原田尊志。ラテン音楽、ラテン・ソウルを好む方におすすめ

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2018年10月26日
(Various Artists)/The Indestructible Beat of Soweto (1985/1981-1984)
ジ・インディストラクティブル・ビート・オブ・ソウェト(ソウェト 不屈のビート)
ヴォーカル・グループのレディスミス・ブラック・マンバーゾ(Ladysmith Black Mambazo)、マハラティーニ(Mahlathini)他の南アフリカのミュージシャンによる12曲を収録したコンピレーション。「Soweto」(South Western Townships)は南アフリカ共和国ハウテン州ヨハネスブルグ市都市圏の旧黒人居住区。ジャズや英米のポピュラー音楽の影響下で、ムバカンガ、マスカンダ、イシカタミア等のズールー族起源のアフリカの民俗音楽をベースにしたポップでモダンなタウンシップ・ミュージック。レディスミス・ブラック・マンバーゾ他の南アフリカのミュージシャンが参加したポール・サイモン(Paul Simon)の「Graceland」(1986年)を好む方におすすめ

ヴォーカル・グループのレディスミス・ブラック・マンバーゾ(Ladysmith Black Mambazo)、マハラティーニ(Mahlathini)他の南アフリカのミュージシャンによる12曲を収録したコンピレーション。「Soweto」(South Western Townships)は南アフリカ共和国ハウテン州ヨハネスブルグ市都市圏の旧黒人居住区。ジャズや英米のポピュラー音楽の影響下で、ムバカンガ、マスカンダ、イシカタミア等のズールー族起源のアフリカの民俗音楽をベースにしたポップでモダンなタウンシップ・ミュージック。レディスミス・ブラック・マンバーゾ他の南アフリカのミュージシャンが参加したポール・サイモン(Paul Simon)の「Graceland」(1986年)を好む方におすすめ

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2018年10月13日
(Various Artists)/I Was A Yeh Yeh Girl (2002/2000-2002)
アイ・ウォズ・ア・イエイエ・ガール
1960/1970年代ポップを現代のサウンドで再解釈した2000年代初頭のイタリアのイージーリスニング的なダンスポップ15曲を収録した日本オリジナルのコンピレーション(Rambling Records)。選曲はイタリアのラウンジミュージック専門誌「Il Giaguaro」の創始者、アレッサンドロ・カゼッラ。ビッグ・ビート等のエレクトロニック・サウンドをベースに、1960年代フレンチ・ポップ(イエイエ)、サイケ、ジャズ、ラテンなどの要素を導入したレトロモダンなダンスポップ。収録アーティストはドゥイング・タイム(Doing Time)、VIP 200、モンテフィオーリ・カクテル(Montefiori Cocktail)、マグネティック・フォー(Magnetic 4)他。続編の「I Was A Yeh Yeh Girl 2」(2003年)もある。

1960/1970年代ポップを現代のサウンドで再解釈した2000年代初頭のイタリアのイージーリスニング的なダンスポップ15曲を収録した日本オリジナルのコンピレーション(Rambling Records)。選曲はイタリアのラウンジミュージック専門誌「Il Giaguaro」の創始者、アレッサンドロ・カゼッラ。ビッグ・ビート等のエレクトロニック・サウンドをベースに、1960年代フレンチ・ポップ(イエイエ)、サイケ、ジャズ、ラテンなどの要素を導入したレトロモダンなダンスポップ。収録アーティストはドゥイング・タイム(Doing Time)、VIP 200、モンテフィオーリ・カクテル(Montefiori Cocktail)、マグネティック・フォー(Magnetic 4)他。続編の「I Was A Yeh Yeh Girl 2」(2003年)もある。

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2018年05月17日
(Various Artists)/Artificial Intelligence (1992) *
(Various Artists)/アーティフィシャル・インテリジェンス
イギリスのインディペンデント・レーベル、ワープ・レコーズの「Artificial Intelligence」シリーズの第1作として1992年にリリースされたコンピレーション(全10曲)。1990年代初めに全盛だったレイヴ/ハードコア・テクノに抗して、クラブで踊るよりも室内で座って聴くのに適したポスト・レイヴ的な「electronic listening music」としてのアンビエント・テクノ/インテリジェント・テクノの嚆矢。ピンク・フロイド(Pink Floyd)等の1970年代のプログレに似た雰囲気を持つ、落ち着いて聴ける精神志向のテクノ。参加アーティストはエイフェックス・トゥイン(Aphex Twin/The Dice Man名義)、B12(Musicology名義)、オウテカ(Autechre/The Dice Man名義)、ザ・ブラックドッグ(The Black Dog/I.A.O名義)、スピーディーJ(Speedy J)、リッチー・ホゥティン(Richie Hawtin/UP!名義)、ジ・オーブ(The Orb)のDrアレックス・パターソン

イギリスのインディペンデント・レーベル、ワープ・レコーズの「Artificial Intelligence」シリーズの第1作として1992年にリリースされたコンピレーション(全10曲)。1990年代初めに全盛だったレイヴ/ハードコア・テクノに抗して、クラブで踊るよりも室内で座って聴くのに適したポスト・レイヴ的な「electronic listening music」としてのアンビエント・テクノ/インテリジェント・テクノの嚆矢。ピンク・フロイド(Pink Floyd)等の1970年代のプログレに似た雰囲気を持つ、落ち着いて聴ける精神志向のテクノ。参加アーティストはエイフェックス・トゥイン(Aphex Twin/The Dice Man名義)、B12(Musicology名義)、オウテカ(Autechre/The Dice Man名義)、ザ・ブラックドッグ(The Black Dog/I.A.O名義)、スピーディーJ(Speedy J)、リッチー・ホゥティン(Richie Hawtin/UP!名義)、ジ・オーブ(The Orb)のDrアレックス・パターソン

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2018年05月03日
(Various Artists)/Machine Soul: An Odyssey Into Electronic Dance Music (2000/1977-1999) *
1970年代後半〜1990年代末のエレクトロニック・ダンス・ミュージックを集めたコンピレーション(Rhino)。CD2枚組、全28曲。日本盤のタイトルは「テクノのレキシ」。D.A.F.やジェフ・ミルズ(Jeff Mills)、ハードフロア(Hardfloor)その他のテクノ/ハウス/ドラムンベース/EBM(エレクトロニック・ボディ・ミュージック)の重要アーティストの曲を欠いており、網羅的なコレクションでもテクノマニアが納得する選曲でもないが、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの開祖クラフトワーク(Kraftwerk)の「The Robots」、ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)がプロデュースしたドナ・サマー(Donna Summer)のディスコ・ヒット「I Feel Love」、ゲイリー・ニューマン(Gary Numan)のシンセポップ「Cars」、アフリカ・バンバータ&ザ・ソウルソニック・フォース(Afrika Bambaataa & the Soulsonic Force)のエレクトロ曲「Planet Rock」、ニュー・オーダー(New Order)のオルタナティヴ・ダンス・ヒット「Blue Monday」、デリック・メイ(Derrick May)のデトロイト・テクノ・クラシック「Strings of Life」(リズム・イズ・リズム(Rhythim Is Rhythim)名義)、マーズ(M/A/R/R/S)のヒップハウスのヒット曲「Pump Up the Volume」、インナー・シティ(Inner City)のデトロイト・テクノ/ハウスのヒット曲「Big Fun」、ザ・KLF(The KLF)のアシッド・ハウスの定番曲「What Time Is Love?」、ジ・オーブ(The Orb)によるアンビエント・ハウスの先駆「Little Fluffy Clouds」、ザ・シェイメン(The Shamen)のオルタナティヴ・ダンス・ヒット「Move Any Mountain」、L.A.スタイル(L.A. Style)によるレイヴの最初のヒット曲「James Brown Is Dead」、ザ・プロディジー(The Prodigy)のブレイクビーツ・テクノ/レイヴのヒット曲「Charly」他、ヴォーカル入りのポピュラーな有名曲を多数収録しており、一般人にとってはサンプラーとして有用


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2006年11月24日
(Various Artists)/Putumayo Presents: Arabic Groove (1997-2000/2001)
プテュマヨ・プレゼンツ・アラビック・グルーヴ(アラビック グルーヴ)
北アフリカ(アルジェリア、リビア、エジプト、モロッコ)、中東(レバノン)出身のアーティストによるダンス・トラックを集めたコンピレーション。主にアルジェリアのポップス「ライ」(rai)とエジプトのポップス「アル・ジール」(al-jil)からなる。アラブの伝統音楽を基にしながらも、ヒップホップ、R&B、ファンク、レゲエの影響を強く受けたコンテンポラリーなダンス・ミュージック。ナターシャ・アトラス(元ジャー・ウォーブル&インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハート、トランスグローバル・アンダーグラウンド在籍の女性ヴォーカリスト)「Kidda」収録。アメリカのレーベル、プテュマヨ(Putumayo)からの発売

北アフリカ(アルジェリア、リビア、エジプト、モロッコ)、中東(レバノン)出身のアーティストによるダンス・トラックを集めたコンピレーション。主にアルジェリアのポップス「ライ」(rai)とエジプトのポップス「アル・ジール」(al-jil)からなる。アラブの伝統音楽を基にしながらも、ヒップホップ、R&B、ファンク、レゲエの影響を強く受けたコンテンポラリーなダンス・ミュージック。ナターシャ・アトラス(元ジャー・ウォーブル&インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハート、トランスグローバル・アンダーグラウンド在籍の女性ヴォーカリスト)「Kidda」収録。アメリカのレーベル、プテュマヨ(Putumayo)からの発売

2006年10月14日
(Various Artists)/Techno! The New Dance Sound of Detroit (1988)
テクノ! ザ・ニュー・ダンス・サウンド・オブ・デトロイト
最も初期に出たデトロイト・テクノのコンピレーション・アルバム。英国ヴァージン・レコードのレーベル「10 Records」からの発売。クラフトワーク、ヘヴン17、ニュー・オーダー等のシンセ・ポップ、エレクトロ・ファンクやシカゴ・ハウスの影響が強い、陰鬱で内省的な雰囲気のエレクトロ・ダンス・ミュージック。リズム・イズ・リズム(エディットはホアン・アトキンス、プロデュースはMay Day/デリック・メイ)「It is What It is」、ブレイク・バクスター「Forever and a Day」、ホアン・アトキンス「Techno Music」、インナー・シティ(ケヴィン・サンダーソン&パリス・グレイ)「Big Fun」他収録

最も初期に出たデトロイト・テクノのコンピレーション・アルバム。英国ヴァージン・レコードのレーベル「10 Records」からの発売。クラフトワーク、ヘヴン17、ニュー・オーダー等のシンセ・ポップ、エレクトロ・ファンクやシカゴ・ハウスの影響が強い、陰鬱で内省的な雰囲気のエレクトロ・ダンス・ミュージック。リズム・イズ・リズム(エディットはホアン・アトキンス、プロデュースはMay Day/デリック・メイ)「It is What It is」、ブレイク・バクスター「Forever and a Day」、ホアン・アトキンス「Techno Music」、インナー・シティ(ケヴィン・サンダーソン&パリス・グレイ)「Big Fun」他収録
