2017年08月18日

Etta James/At Last! (1960)

エタ・ジェイムズ/アット・ラスト!

1938年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのアメリカ合衆国のブルース・R&Bシンガー、エタ・ジェイムズ(Etta James)のデビューアルバム。チェス・レコード傘下のレーベル、アーゴからリリース。オーケストラ・アレンジによるポップ志向のアルバム。ブルースやポップなR&Bバラード、ジャズのスタンダード曲などの様々な楽曲が、エタ・ジェイムズのシャウト唱法によるパワフルなヴォーカルとともに堪能できる。全米R&B/ポップチャートにランクインしたヒットシングル4曲、「All I Could Do Was Cry」(全米R&Bチャート2位)、「My Dearest Darling」(全米R&Bチャート5位)、「At Last」(全米R&Bチャート2位。グレン・ミラー・オーケストラ(Glenn Miller and His Orchestra)の1942年のヒット曲をカヴァーしたエタ・ジェイムズの有名曲)、「Trust in Me」(全米R&Bチャート4位。ミルドレッド・ベイリー(Mildred Bailey)の1937年のヒット曲のカヴァー)収録。「I Just Want to Make Love to You」はウィリー・ディクスン(Willie Dixon)作のマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)のブルース曲のカヴァー。オリジナルの12インチLPは10曲収録。1999年にボーナス・トラック4曲(ハーヴィー・フークワ(Harvey Fuqua)とのデュエット)を追加収録したデジタル・リマスター版CDが発売されている

At Last!

2017年08月10日

Haydn/Symphonies No.101 "The Clock", No.103 "Drum Roll" (Brüggen, 1987)

オーストリアの古典派の作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第101番ニ長調『時計』と交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』(Philips)。どちらも典雅にして壮麗、かつユーモラスな古典派交響曲の傑作。第101番は第2楽章の規則正しい伴奏リズムが振り子時計のようであることから『時計』、第103番は第1楽章の冒頭にティンパニの長い連打(ドラムロール)があることから『太鼓連打』の愛称で呼ばれている。フランス・ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラ演奏。古楽器による清新で生き生きとした演奏

No.101 The Clock, No.103 Drum Roll

2017年08月05日

The Byrds/Sweetheart of the Rodeo (1968)

ザ・バーズ/スウィートハート・オブ・ザ・ロデオ(ロデオの恋人)

アメリカのロックバンド、ザ・バーズ(The Byrds)の6thアルバム。ロジャー・マッギン(acoustic guitar, banjo, vocals)よりもグラム・パーソンズ(acoustic guitar, piano, organ, vocals)とクリス・ヒルマン(electric bass, mandolin, acoustic guitar, vocals)が主導のカントリー・ロック色の強い作品で、アコースティックギター、バンジョー、マンドリンなどを含む。最初のメジャーなカントリー・ロック・アルバムとして知られる。カントリー&ウエスタン、トラディショナル、フォークなどのクラシカルなカヴァー9曲とグラム・パーソンズのオリジナル2曲からなる。シングル曲、「You Ain't Going Nowhere」(ボブ・ディランの曲のカヴァー)、「I Am a Pilgrim」(トラディショナル)収録。本作の録音後、グラム・パーソンズとクリス・ヒルマンはバンドを脱退し、カントリー・ロックバンドのザ・フライング・ブリトー・ブラザーズ(The Flying Burrito Brothers)を結成

Sweetheart of the Rodeo

2017年07月31日

Peter Brötzmann Octet/The Complete Machine Gun Sessions (1968/2007) *

1941年生まれのドイツのフリージャズ・サックス奏者、ペーター・ブロッツマンの2作目のアルバム。オーネット・コールマン、アルバート・アイラーが開拓したフリージャズの要素、現代音楽の影響、ガレージロックのような攻撃性を含む、ヨーロッパのフリー・ミュージック、前衛ジャズの初期の重要作。ブロッツマンのフリーキーなテナー/バリトンサックスを中心とする、サックス3人、ベース2人、ドラム2人、ピアノの8人編成によるノイジーで破壊的なフリー・インプロヴィゼーション。オリジナルはブロッツマンが自身のBROレーベルからリリースした3曲入りLP。1991年にドイツのFMPレーベルが未発表の別テイク2曲を追加してCDでリリース。2007年にAtavistic Recordsがタイトル曲「Machine Gun」のライヴ・ヴァージョンを追加し「The Complete Machine Gun Sessions」として再発

The Complete Machine Gun Sessions

2017年07月21日

Brian Eno/Music for Films (1978)

ブライアン・イーノ/ミュージック・フォー・フィルムズ

環境音楽(アンビエント・ミュージック)の開拓者として知られるイギリスのミュージシャン・作曲家・プロデューサー、ブライアン・イーノ(Brian Eno)の7作目のソロアルバム(全英アルバムチャート55位)。映画のサウンドトラックとして使用可能な音楽を収録し、1976年にリリースされた映画製作者向けの販促用のLP(500部)がオリジナル。1978年にEGレコードが18曲入りの改訂版LPとして市販リリース。1分半〜約4分の短いインストゥルメンタル曲を集めたもの。イーノのシンセサイザーと他のミュージシャンたちの器楽演奏を含む実験的な電子音楽だが、叙情的で美しいメロディーの曲が多い。「Alternative 3」は1977年の同名のTVドラマ(「第三の選択」)のために作曲された曲。参加ミュージシャンは、ジョン・ケイル(viola)、フィル・コリンズ(percussion)、ロバート・フリップ(electric guitar)、フレッド・フリス(electric guitar)、パーシー・ジョーンズ(bass guitar)他

Music for Films

2017年07月11日

(Various Artists)/テクノ歌謡 アルファ編 真空キッス (1999/1980-1985)

1980年代前半にアルファレコードからリリースされたテクノポップ、ニューウェイヴの曲を、YMOファミリー関連の作品を中心に収録した編集盤(全16曲、P-VINE)。Y.M.O.の「君に、胸キュン。」はヒット曲(オリコン2位)。YENレーベルのオールスター参加アルバム「超時空コロダスタン旅行記」からのアポジー&ペリジーの2曲(ヴォーカルは戸川純)、「月世界旅行」と「真空キッス」はノスタルジックな安らぎのテクノポップの逸品。ダンサブルなブレイクビーツ風の「MA TICARICA」は立花ハジメとディーヴォ(Devo)のマーク・マザーズボウの共作。元プラスチックスのヴォーカリストの中西俊夫のニューウェイヴ・バンド、MELON(メロン)のシングル「P.J.」は資生堂のブランド「PARKY JEAN(パーキー・ジーン)」のCM曲。SNAKEMAN SHOW(スネークマン・ショー)の「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3(ワン・ツゥ・スリー)」は細野晴臣作編曲の日本語ラップの先駆的な曲。「母子受精」は戸川純によるハルメンズのカヴァー2曲を収録したシングルのB面曲(A面は「レーダー・マン」)。ジム・オルーク(Jim O'Rourke)によるライナーノーツ付き

テクノ歌謡 アルファ編 真空キッス

2017年07月07日

ハイ・ライズ/High Rise II (1986/1993)

南條麻人(vocals, bass guitar)と成田宗弘(guitar)を中心に「サイケデリック・スピード・フリークス(Psychedelic Speed Freaks)」として1982年に結成されたロックバンド。1984年に1stアルバムをリリースすると同時にバンド名をJ・G・バラードの小説にちなんで「ハイ・ライズ(High Rise)」と改名。「II」は1986年にリリースされた「ハイ・ライズ」名義の1stアルバム。サイケなガレージロックのノイジーなディストーション・ギター、パンクのスピード感、ハードロック/ヘヴィメタルのヘヴィネス、ブルースロック風のギターインプロなどを含む、日本のサイケデリック・ヘヴィロックの名盤。歌詞は英語と日本語(ただしヴォーカルはノイジーな音に埋もれてあまり聴き取れない)。未発表のボーナス・トラック2曲を追加してデジタル・リマスタリングとリミックスを施したCDが1993年に発売されている。ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)、ブルー・チアー(Blue Cheer)、ホークウインド(Hawkwind)、ソニック・ユース(Sonic Youth)、グランジ系を好む方におすすめ

High Rise II

2017年07月01日

少女革命ウテナ コンプリートCD-BOX (2008/1997-1999) *

1997-1999年発売のTVアニメシリーズ「少女革命ウテナ」のサウンドトラックアルバム全9枚のリマスター版と新作アルバム1枚からなる10枚組のCD-BOX。「少女革命ウテナ」の音楽、J・A・シーザーによるプログレ風アングラ女声合唱ロックと光宗信吉によるクラシカルで美しい劇伴音楽が存分に堪能できる。DISC I〜III、「絶対進化革命前夜」、「バーチャルスター発生学」、「体内時計都市オルロイ」はTVシリーズのオリジナル・サウンドトラック。DISC IV「天使創造すなわち光」は劇中で使用された合唱曲をJ・A・シーザーの編曲と演劇実験室◎万有引力、東京混声合唱団の合唱で収録。DISC V〜VI「さあ、私とエンゲージして…」は未収録BGM、ヴォイスドラマ、1997年のミュージカルで使用された曲を収録。DISC VII〜VIIIは劇場版公開記念CD。DISC VII「麗人ニルヴァーナ来駕〜ボクのアンドロギュヌス〜」はベストアルバム。DISC VIII「薔薇卵蘇生録ソフィア〜中世よ甦れ!〜」はJ・A・シーザーの合唱曲集。DISC IX「アドゥレセンス・ラッシュ」は劇場版「アドゥレセンス黙示録」のサウンドトラック。ただし、エンディングテーマ「フィアンセになりたい」は及川光博のヴォーカル入りのオリジナルではなくインストゥルメンタル・ヴァージョン。DISC X「絶対運命舞踏会 -UTENA in the CLUB-」は「ウテナ」の楽曲をリミックスしたダンス・ミュージックを収録した新作アルバムで、「絶対運命黙示録」のボサノヴァ・ヴァージョンなどを含む

少女革命ウテナ コンプリートCD-BOX

2017年06月23日

Schubert/String Quintet (Alban Berg Quartett/Schiff, 1982)

後期古典派〜初期ロマン派のオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルトの「弦楽五重奏曲」ハ長調D.956(EMI)。晩年に作曲された最後の室内楽曲。弦楽四重奏に第2チェロを加えた編成で、充実した低音部を持つ、弦楽オーケストラ風の長大(50分程度)かつ大規模な作品。哀切と叙情を湛えた流麗なメロディーをたっぷりと含んでいる。激情的な中間部を含む静謐かつ崇高な第2楽章は有名。演奏はアルバン・ベルク弦楽四重奏団とハインリヒ・シフ(チェロ)

String Quintet

2017年06月19日

Bob Dylan/Blood on the Tracks (1975)

ボブ・ディラン/ブラッド・オン・ザ・トラックス(血の轍)

1962年のレコード・デビュー以来、フォークとロックの分野で活動し、ポピュラー音楽全般に多大な影響を与えたアメリカ合衆国のシンガー・ソングライター・詩人、ボブ・ディラン(Bob Dylan)の15作目のスタジオ録音アルバム(全米アルバムチャート1位。全英アルバムチャート4位)。ディランのボーカル、ギター、ハーモニカを中心に、ピアノ、オルガン、マンドリン、12弦ギター、ペダル・スティール・ギターを含むアコースティックなバンド編成。自身の結婚生活の破綻を赤裸々に告白する歌詞。穏やかでメロディックな楽曲が多く、1970年代の最高傑作として知られるアルバム。シングル曲「Tangled Up in Blue(ブルーにこんがらがって)」(全米31位)収録。全曲の作詞・作曲・プロデュースはボブ・ディラン

Blood on the Tracks