2018年10月13日

(Various Artists)/I Was A Yeh Yeh Girl (2002/2000-2002)

アイ・ウォズ・ア・イエイエ・ガール

1960/1970年代ポップを現代のサウンドで再解釈した2000年代初頭のイタリアのイージーリスニング的なダンスポップ15曲を収録した日本オリジナルのコンピレーション(Rambling Records)。選曲はイタリアのラウンジミュージック専門誌「Il Giaguaro」の創始者、アレッサンドロ・カゼッラ。ビッグ・ビート等のエレクトロニック・サウンドをベースに、1960年代フレンチ・ポップ(イエイエ)、サイケ、ジャズ、ラテンなどの要素を導入したレトロモダンなダンスポップ。収録アーティストはドゥイング・タイム(Doing Time)、VIP 200、モンテフィオーリ・カクテル(Montefiori Cocktail)、マグネティック・フォー(Magnetic 4)他。続編の「I Was A Yeh Yeh Girl 2」(2003年)もある。

I Was A Yeh Yeh Girl

2018年10月07日

Federico Mompou/Música Callada (Takahashi, 2007) *

1893年にカタルーニャ地方のバルセロナで生まれた、ピアノの小曲と歌曲で知られるスペインの作曲家・ピアニスト、フェデリコ・モンポウ(Federico Mompou)の「沈黙の音楽(ひそやかな音楽)」(fontec)。全4巻、全28曲からなるピアノ小曲集。1959年、1962年、1965年、1967年に出版。簡素でミニマルな様式の静謐で内省的で瞑想的なピアノ独奏。不協和音や無調、即興的な要素、カタルーニャ民謡の影響を受けた旋律を含んでいる。タイトルは16世紀のカルメル会修道士、サン・フアン・デ・ラ・クルス(十字架の聖ヨハネ)の詩「霊の賛歌」から採られている。高橋悠治によるスローテンポの明晰で沈鬱な演奏

Música Callada


2018年09月30日

Toots & the Maytals/The Very Best of Toots & the Maytals (2000/1964-1988)

トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ/ザ・ベリー・ベスト・オブ・トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ

トゥーツ・ヒバート(vocals, guitar)を中心として1960年代初頭に結成されたジャマイカの音楽グループ、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ(Toots & the Maytals)の主要曲19曲を収録した編集盤(2000年、Polygram)。メイタルズによるスカ/ロックステディ/ルーツ・レゲエの各期のジャマイカン・ポップ、オーティス・レディング(Otis Redding)等のR&Bとジェイムズ・ブラウン(James Brown)等のファンクに影響を受けたトゥーツ・ヒバートのメロディックでポップ志向の楽曲とソウルフルなヴォーカルが堪能できる。「Do the Reggay」、「Pressure Drop」、「Monkey Man」(ザ・スペシャルズ(The Specials)がカヴァーしたロックステディ曲)、「Sweet & Dandy」、「Funky Kingston」、「Pomp & Pride」、「Reggae Got Soul」他収録。もっと多くの曲を聴きたい方には「Time Tough: The Anthology」(2枚組CD、41曲)がおすすめ

The Very Best of Toots & the Maytals

2018年09月23日

Foo Fighters/Foo Fighters (1995)

フー・ファイターズ/フー・ファイターズ

ニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーンの死後、元ニルヴァーナのドラマーのデイヴ・グロール(lead vocals, guitar)のワンマン・プロジェクトとして始まり、1994年にワシントン州のシアトルで結成されたアメリカ合衆国のロックバンド、フー・ファイターズのデビュー・アルバム(全米アルバムチャート23位、全英3位)。ニルヴァーナの影響が色濃いポスト・グランジ/オルタナティヴ・ロックで、ハードロック的なヘヴィなディストーション・ギター、ハードコア・パンクの要素、キャッチーな歌メロを含む。デイヴ・グロールがすべての曲を書き、ほぼすべての楽器を演奏している。ポップ志向のメロディックな楽曲が印象的。シングル曲、「This Is a Call」(全英5位)、「I'll Stick Around」、「For All the Cows」、「Big Me」収録

Foo Fighters

2018年09月18日

小林泉美/TROPICANA (1983)

1957年千葉県生まれの鍵盤楽器奏者・シンガーソングライター、小林泉美の3作目のソロアルバム(KITTY)。ラテン寄りのエレクトロポップ/ニューウェイヴ。「CRESCENT PIERCE」はTVアニメシリーズ「うる星やつら」の第2オープニングテーマ曲「Dancing Star」のラテン・ファンク風の別ヴァージョン。「ラメ色ドリーム」はアニメ映画「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984年)の冒頭部でラジカセから流れている曲。「MAS QUE NADA」(マシュ・ケ・ナダ)はジョルジ・ベン作曲のボサノヴァ曲のアフリカンなアレンジによるカヴァー。最後の3曲はインストゥルメンタル中心のラテン・フュージョン風の曲

TROPICANA

2018年09月10日

Frankie Goes to Hollywood/Frankie Say Greatest (2009/1983-1987)

フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド/フランキー・セイ・グレイテスト

1980年にリヴァプールで結成され、1980年代中頃に短期間活動したイギリスのバンド、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(Frankie Goes to Hollywood)の編集盤(2枚組CD、27曲)。2009年にZTTレコーズから発売。ローランドのJupiter-8、フェアライトCMI、リンドラム、シンクラヴィア等のシンセを駆使した、ディスコ/Hi-NRG(ハイエナジー)寄りのエレクトロニック・ダンスポップ。「Relax」(全英1位)、「Two Tribes」(全英1位)、「The Power of Love」(全英1位)他のヒットシングル、B面曲、アルバム曲、リミックス・ヴァージョンを収録。「Relax」は貴重なオリジナルの7インチ・ヴァージョン(Move)を収録。プロデュースはトレヴァー・ホーン(Trevor Horn)

Frankie Say Greatest

2018年09月07日

Bartók/The Wooden Prince [Complete Ballet] (Boulez,1975)

ハンガリーの作曲家・ピアニスト・民俗音楽研究家のバルトーク・ベーラが作曲した一幕のバレエ『かかし王子』全曲(Columbia)。サクソフォーンを含む大規模な器楽編成によるバレエで、ドビュッシーやリヒャルト・シュトラウス、ヴァーグナーなどの影響が伺える。色彩感豊かなオーケストレーションと、詩人のバラージュ・ベーラのシナリオを基にしたお伽話風の物語が特徴。バルトークの舞台作品としては『青ひげ公の城』や『中国の不思議な役人』ほど知名度は高くないが、バレエ音楽の良作。ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』を好む方におすすめ。ピエール・ブーレーズがニューヨーク・フィルハーモニックと録音した旧盤

The Wooden Prince [Complete Ballet]

2018年08月31日

決定盤「うる星やつら」アニメ主題歌&キャラソン大全集 (2015/1981-1991)

TVアニメシリーズ「うる星やつら」(1981-1986年放映)のオープニング/エンディング主題歌(オリジナルのロング・ヴァージョン)全15曲、「うる星やつら」劇場版の主題歌全6曲、その他の「うる星」関連の楽曲を収録した編集盤(2枚組CD、全30曲)(PONY CANYON)。DISC 1(TVシリーズ主題歌集)は1999年発売のCD「うる星やつら TVテーマソング ベスト」と同じもの。DISC 2は劇場版の主題歌、OVA第2作「アイム THE 終ちゃん」のオープニング/エンディング主題歌、挿入歌、キャラクターソングを収録。一部の挿入歌とOVA第3作のオープニング/エンディング主題歌が収録されていないため「全集」ではないが、TVシリーズと劇場版の主題歌のすべてが高音質で聴ける(2015年リマスター版)。TVシリーズの初代オープニング主題歌「ラムのラブソング」(作曲:小林泉美、歌:松谷祐子)は非常に有名なアニメソング

決定盤「うる星やつら」アニメ主題歌&キャラソン大全集

2018年08月23日

Derek Bailey, Steve Lacy/Outcome (1983) *

フリー・インプロヴィゼーションの第一人者として知られるイギリスの前衛ギタリスト、デレク・ベイリー(electric guitar)とアメリカ合衆国のジャズサックス奏者・作曲家、スティーヴ・レイシー(soprano saxophone)のデュオによる録音。1983年6月25日、パリでのライヴ録音。1999年にフランスのポトラッチ・レーベルより発売。フリーキーなメロディーを歌うレイシーのフリージャズ風のソプラノサックスと、ジョン・ケージのプリペアド・ピアノのような音色を含むベイリーの独特な現代音楽風のギター演奏によるフリー・インプロヴィゼーション/アヴァンギャルド・ジャズの秀作

Outcome

2018年08月17日

Arto Lindsay/Noon Chill (1997)

アート・リンゼイ/ヌーン・チル

元DNA、ザ・ラウンジ・リザーズ(The Lounge Lizards)、アンビシャス・ラヴァーズ(Ambitious Lovers)のメンバーとして知られるアメリカ合衆国のギタリスト・歌手・プロデューサー・作曲家、アート・リンゼイ(Arto Lindsay)の1997年のアルバム(For Life/Bar None/Rykodisc)。アート・リンゼイの1990年代のソロアルバムの秀作の一つ。ブラジリアン・ミュージック(サンバ、ボサノヴァ)とエレクトロニカ、アヴァンギャルド・サウンドを融合させた、アコースティックで内省的な音楽。洗練されていて聴きやすい。打ち込みとブラジリアン・パーカッションによる催眠的で心地よいリズムが印象的。「Anything」はドラムンベースとノンチューニングのノイズギターを含む曲

Noon Chill