2009年07月11日

X線検診の医療被曝について

健康診断や人間ドックで受けさせられるX線検診の医療被曝の問題についての議論がありますが、だいぶ前の朝日新聞(2008/1/27)に関連記事が載っていたので、少し引用します。

それによると、「日本人でがんになる人の3.2%はX線診断が原因」(2004年)、「米国でこれからがんになる人の2%はCTが原因」(2007年)という研究結果は、どんなに微量な放射線でもある確率でがんを引き起こすとする「LNT仮説」に基づいており、この仮説が前提としているような、「100_シーベルトより低い線量で発がんの危険性が増す」という証拠は見つかっていない、とのこと。専門家のあいだでも議論が分かれているということか。

発がんを検知するために行なうX線検査が原因でがんになるとしたら馬鹿らしいが、本当にその可能性があるのかどうかはまだわからないらしい。

結論としては、今のところ、微量でもリスクはゼロとはいえないので、X線検査の利益と被曝のリスクを比べて、受けるかどうか判断するしかない、ということか。

しかし、検診の現場ではX線検査のリスクの説明などないし、多くの人が会社などに検診を強制されて、選択の余地なく定期的に被曝しているような気がするのだが…。

同記事には、一般人が日常生活のなかで浴びる放射線の量のデータも書いてあった。

胸部X線CT(1回):6.9_シーベルト
一人あたりの一年間の自然放射線の被曝量:2.4
胃のX線集団検診(1回):0.6
東京〜ニューヨーク航空機旅行(往復):0.2
胸のX線集団検診(1回):0.05

やはり胸部X線CTの被曝量が飛びぬけて大きい。

上記の数値の比較で見ると、飛行機を頻繁に利用する人が、胸のX線集団検診などを恐れるのは滑稽かもしれない。しかし一番滑稽なのは、俺みたいな喫煙者がX線検査を恐れることだろう。医療被曝よりも喫煙などの生活習慣による発がんのリスクの方がはるかに大きいだろうから。

ちなみに、同記事によると日本放射線技師会が2006年から被曝の低減に取り組む医療機関の認定を始めているそうで、認定病院は2008年1月時点で国内に9ヵ所あるとのこと。

2009年07月04日

Depeche Mode/Violator (1990)

デペッシュ・モード/ヴァイオレーター

イギリスのシンセポップ・バンド、デペッシュ・モード(Depeche Mode)の7作目のスタジオ録音アルバム(全英アルバムチャート2位、全米アルバムチャート7位)。最も商業的に成功したアルバムであり、多くのファンから最高傑作と評された。前2作と同様の陰鬱なムードのシンセポップ。シンプルで力強いメロディーと音作り。ヒットシングル、「Personal Jesus」(ブルージーなギターが印象的)、「Enjoy the Silence」(全英6位、全米8位)、「Policy of Truth」、「World in My Eyes」収録

Violator

Henry Mancini/Greatest Hits (2000/1958-1977)

映画やTV番組の音楽で知られる米国の作曲家・指揮者・アレンジャー、ヘンリー・マンシーニが作曲した有名な曲22曲をデジタル・リマスターで収録したCD1枚の編集盤(RCA)。イージーリスニング/ラウンジ風のロマンティックでジャジーなオーケストラ・ポップ。映画のテーマ曲、「Moon River」(「ティファニーで朝食を」より)、「Experiment in Terror」(「追跡」より)、「Baby Elephant Walk」(「ハタリ!」より)、「Days of Wine and Roses」(「酒とバラの日々」より)、「The Pink Panther Theme」(「ピンク・パンサー」より)他収録。TVドラマのテーマ曲、「Peter Gunn」は多くのジャズ/ブルース/ロック・アーティストにカヴァーされた曲で、なかでもアート・オブ・ノイズ(Art of Noise)とデュアン・エディ(Duane Eddy)によるカヴァーは有名

Greatest Hits

2009年06月27日

奥村チヨ/CHIYO! コケティッシュ爆弾 (1994)

1965年にデビューした女性歌手、奥村チヨの編集盤(2枚組CD)。奥村チヨのファンを自認するマンガ家・イラストレーターのみうらじゅんが選曲し、1994年に発売された。1965-1971年頃の曲を中心に40曲を収録。奥村チヨのなまめかしくも官能的なヴォーカルをフィーチュアした演歌/GS風の昭和歌謡。シングル曲、「ごめんね ジロー」(1965年)、「北国の青い空」(1967年。ザ・ヴェンチャーズ(The Ventures)「Hokkaido Skies」のカヴァー)、「恋の奴隷」(1969年。最大のヒット曲)、「終着駅」(1971年)他収録。昭和歌謡を好む方におすすめ。作曲は鈴木邦彦、筒美京平、浜圭介他。「ルック・オブ・ラブ」はバート・バカラック(Burt Bacharach)のカヴァー。「オー・シャンゼリゼ」は有名なフレンチ・ポップスの曲「Les Champs-Elysées」の日本語詞カヴァー

CHIYO! コケティッシュ爆弾

2009年06月21日

The Adverts/Crossing the Red Sea with the Adverts (1978)

ジ・アドヴァーツ/クロッシング・ザ・レッド・シー・ウィズ・ジ・アドヴァーツ

1976年にT.V.スミス(vo、作詞作曲)と女性ベーシストのゲイ・アドヴァートを中心に結成された英国のパンクバンド、ジ・アドヴァーツ(The Adverts)の1stアルバム(全英アルバムチャート38位)。焦燥感あふれるダークでメロディックな楽曲多数。シングル曲、「One Chord Wonders」、「Gary Gilmore's Eyes」(全英18位)、「Safety In Numbers」、「No Time To Be 21」収録。プロデュースはジョン・レッキー。ザ・ダムド(The Damned)、バズコックス(Buzzcocks)を好む方におすすめ。2002年の再発CD「Ultimate Edition」はボーナストラック12曲を収録

Crossing the Red Sea with the Adverts

Toshiro Mayuzumi/Nirvana-Symphony (Iwaki, 1972)

「尾高賞受賞作品1」。尾高賞を受賞した日本の現代音楽作品のアンソロジーの第1弾(NHK交響楽団演奏)。黛敏郎の「涅槃交響曲」(1958年。岩城宏之指揮)は、梵鐘をデータ解析し、その音色をオーケストラで再現する「カンパノロジー・エフェクト」の手法を用い、3群の男性合唱団と管弦楽パートが仏教(禅宗と天台宗)の経文をテクストとして声明のように演奏する、立体的な音響作品。メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」を好む方におすすめ。三善晃の「管弦楽のための協奏曲」(1964年。岩城宏之指揮)と間宮芳生の「オーケストラのための2つのタブロー '65」(1965年。外山雄三指揮)も収録

涅槃交響曲

2009年06月13日

FILMS(フィルムス)/ミスプリント (1980/2009)

赤城忠治(vo、g)を中心とするニューウェイヴ/テクノポップ・バンド、FILMS(フィルムス)が中原信雄(b。後にポータブル・ロック、ヤプーズに参加)、岩崎工(synths、key)在籍時にリリースした唯一の公式アルバム。バグルズ(Buggles)に似た未来派テクノポップ。赤城のポップでキャッチーな楽曲と本間柑治によるローランドMC-8の緻密なプログラミングが聴きどころ。1stシングル「TV Phone Age」収録。全曲の作詞・作曲・編曲は赤城忠治。歌詞は主に日本語で一部英語。2009年に出た赤城忠治監修によるデジタルリマスター盤CDはボーナストラック4曲(2ndシングル「GIRL」とライヴ音源3曲)を収録

ミスプリント

2009年06月09日

Carpenters/Yesterday Once More: Greatest Hits 1969-1983 (1969-1983)

カーペンターズ/イエスタデイ・ワンス・モア〜グレイテスト・ヒッツ1969-1983

1970年代アメリカのポピュラー音楽のNo.1ヒットメイカー、カレン&リチャードのカーペンター兄妹によるポップ・デュオ、カーペンターズ(Carpenters)のCD2枚組のベスト盤。カレンの低音を多用する憂いを湛えたヴォーカルとリチャードのクラシカルなアレンジが特徴。「Yesterday Once More」(全米2位)、「Top of the World」(全米1位)他、A&Mポップ/ソフトロックの佳曲多数収録。「Ticket to Ride」はザ・ビートルズ(The Beatles)のカヴァー。「(They Long to Be) Close to You」(全米1位)はバート・バカラック(Burt Bacharach)のカヴァー。「Please Mr. Postman」(全米1位)はザ・マーヴェレッツ(The Marvelettes)のカヴァー。オリジナルは1985年の発売。1998年に「I Just Fall in Love Again」を追加収録した24bitデジタルリマスター盤CDが発売されている

Yesterday Once More: Greatest Hits 1969-1983

2009年06月06日

Beethoven/String Quartets Nos.15 & 16 (Smetana Quartet, 1983/1985)

技巧上の円熟を極めたベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲2曲、第15番イ短調作品132と第16番ヘ長調作品135を収録。第15番は喜びを湛えた、美しい和音のメロディックな曲で、全5楽章からなり、フリギア旋法(古い教会旋法の一つ)を用いた長い第3楽章が印象的。第16番は最晩年の曲の一つで、ハイドンのような開放的で明るい雰囲気のコンパクトで小規模な曲。スメタナ四重奏団によるデジタル録音の弦楽四重奏曲全集(1976-1985年)からの分売

String Quartets Nos.15 & 16

2009年05月30日

山崎まさよし/Blue Period: Complete SOUND+VISION PACKAGE -Limited Edition (2008/1995-2006)

ブルース、フォークを基調にしたアコースティックギター中心のメロディックな楽曲で知られるシンガーソングライター、山崎まさよしのベスト盤。オリジナルの「BLUE PERIOD」は2005年に発売されたデジタルリマスター盤CD2枚組のシングルA面コレクション。この2008年のリニューアル盤は、「BLUE PERIOD」にその後リリースされたシングル4曲を追加収録したSHM-CD2枚とミュージックヴィデオ21曲を収録したDVD2枚の計4枚組。「セロリ」(SMAPがカヴァーした曲)、「One more time, One more chance」(オリコン18位。主演映画「月とキャベツ」主題歌。新海誠監督のアニメ映画「秒速5センチメートル」でも使用された曲)、「僕はここにいる」(3位)、「Passage」(6位)、「明日の風」(6位)、「全部、君だった。」(3位)、「未完成」(3位)、「僕らは静かに消えていく」(6位)、「8月のクリスマス」(6位。同名の主演映画の主題歌)他収録

Blue Period: Complete SOUND+VISION PACKAGE -Limited Edition